世間一般にオーディオ製品の音量をコントロールする部品は「ボリューム」と呼ばれるものです。別名「可変抵抗器」と言われています。
基本構造はベークライト(現在はプラスティック)の薄板に炭素粉が塗ってあり、この上を摺動子(ワイパー)が回転に応じて動きの抵抗変化で音量を決めるという、基本構造はその昔から至るまで変わっていません。
以前は使用頻度によって、炭素皮膜の欠けや減少により「ガリオーム」と呼ばれるノイズが発生しました。
近年は、ガリオームを無くすため、炭素粉にプラスティックを混ぜることで摺動に耐久性を持たせる構造に変わってきています。
しかし、プラスティックが介在するためにワイパーと炭素皮膜の接触に音の変化をもたらすようになってしまっています。
これを解消できるのがアッテネーター(減衰器)です。
オーディオに使用されるアッテネーターはプロ用を含めると数種類の形式があります。
弊社では、リーズナブルなものから開発製造しておりますので音楽愛好家にはお勧めです。
シリーズ型と呼ばれるものは、固定抵抗を直列に接続したものでリーズナブル。
また、L-Pad型は抵抗器、スイッチは2倍必要となり高価なものになりますがどの位置でも常に抵抗器を通過することと、スイッチの接点の接触抵抗はボリュームに比べて非常に小さいので音楽のディテールが目の前現れ、心に深く染み入る鮮度の高い音質を得ることができます。
メインアンプの入力などに最適です。L-pad型(常に抵抗2本だけ)のピュア・ストレート方式を採用。最高級オーディオ用抵抗AMRG素子を使用しております。モノラル・タイプでL-R両チャンネルのポジション組み合わせにより、0,-0.5,-1.0,-1.5,-2.0,-2.5,-3.0(dB)の正確な音量調節が可能です。本機を使用する事によりプリアンプからメインアンプに入力される音声信号をダイレクトに左右の音量を調整することが可能となります。アンプの電源を切らずに入力信号を入れ替えができます。
インピーダンス:100kΩ
方式:L-pad型 6接点(モノラル)
定格電力:0.75Watt
最大使用電圧:250VDC
接触抵抗:5mΩ以下(DC6V1A)
最大減衰量:-∞dB(ショート)