ネットで前製品の評判が良かったので使用してみました。用途は、カセットデッキのバイアス電流を貯めるところ。カセットデッキの機種はSONY TC-K55で、SONY初のメタルテープ対応デッキ(1981年頃の製品)。オリジナルのフィルムコンデンサでは、野太いばかりで胃にもたれるような音でしたが、このフィルムコンデンサに交換したら、透明感の非常に高い生き生きした音になりました。かといって、線は細くなく、中低音も過不足なく出ており、土台のしっかりした音です。ちょっと、びっくりしました。フィルムコンデンサ一つでこんなに音が良くなるなんて。このカセットデッキは、当時598のいわゆる普及品ですが、メタルテープを使用したら、なんでも、クロムテープかフェリクロテープを使用したナカミチの高級カセットデッキ「1000」と互角だったとか。それが事実であったことを彷彿とさせるエキサイティングな体験でした。
小型のフィルムタイプでは、私の音の好みに合っている。
総評: 5.0 (2件)